ポケモンカードに限らず、どんな世界にもその世界独特の(一部共通することもありますが)用語が存在します。
対戦動画やブログなんかを見ていてポケカ用語が分からないと、内容にも着いていけないですし、つまらない思いをするなんてこともあるでしょう。
今回はポケカでよく使われる用語について、僕なりの視点でまとめました。
(ポケカ初心者だった僕が勉強してきた略語たちです)
はじめに
ポケモンカードで使われる基本的な用語やルールなどは、公式サイトをご確認ください。
ルール・Q&A ポケモンカードゲーム トレーナーズウェブサイト
Pokémon Card Game 上級プレイヤー用ルールガイド Ver 1.2
ア行
圧縮
対戦中、山札(デッキ)の枚数を減らして圧縮すること。
たくさんカードを引いて圧縮すれば、自分にとって有利なカードを引きやすくなります。
もちろん、山札切れには気をつけなければいけません。
アド(爆アド、バクのアドンゴ)
有利な状況を作れた=アドです。
アドは、Advantage(アドバンテージ)の略。
単語自体の意味は下記参照。
(他より)有利、好都合、(他より有利な立場にあることから生じる)利益、有利な点、強み、長所、アドバンテージ
<使用例>
アドを取る。
爆アドは"爆発的なアド"の略です。
バクのアドンゴは爆アドと意味は変わりません。語尾の”ンゴ”は某野球選手の名前から生まれたネットスラングです。
アメイジングレア
レアリティの一種。
アメイジングレアのカードは、伝説のポケモンや幻のポケモンの、特殊な仕様のキラカードだ。3つの異なるタイプのエネルギーが必要となるかわりに、非常に強力なダメージや効果を持つワザを持っている。また、たねポケモンなので、手札からすぐに出すことができる。
ウルトラビースト
ポケモンカードにおけるウルトラビーストについての説明は以下参照。
サイドに関するワザを持っている。
場合によっては劣勢をひっくり返す大逆転や、一気に勝負を決めてしまうことも……!
なお、一般的なウルトラビーストについては以下参照。
ウルトラビーストとは、ウルトラスペースに生息するポケモン達の総称。また、このうち特にコードネームが与えられたものを指す。略称はUB。
エネ加速
エネルギー加速の略。
エネルギーを直接手札からつける以外の方法でエネルギーをつけること。
通常、エネルギーは1ターンに1枚しか自分の手札からつけることはできませんが、ポケモンの特性やワザ・トレーナーズの効果などにより、エネルギーをつける方法があります。
エクストラ
エクストラレギュレーションの略。
スタンダードレギュレーションよりさらに前に発売されている、「BW」シリーズから最新のカードまでで使用範囲を定めており、豊富な種類のカードで一味違ったゲーム性を楽しめるレギュレーションです。
オリパ
オリジナルパックの略。
メーカーが売っている公式のパックと違い、カードショップや個人が独自にカードを組み合わせて売っている。
カ行
害悪、害悪デッキ
他に災いを与えるような、よくない事。
<使用例>
ゲンミミオムスターは害悪デッキ。
ゲンミミオムスター(ゲンガー&ミミッキュGXとオムスターを主軸としたデッキ)について補足します。
オムスターの特性「かせきのしがらみ」により、(自分の場のポケモンが相手より少なければ)相手はグッズを使えなくします。
一方、ゲンガー&ミミッキュGXはワザ「ポルターガイスト」により、相手の手札トレーナーズ(サポートとグッズ)の枚数×50ダメージ与えられます。
相手の行動を制限しつつ、高火力のダメージを与えるという組み合わせが害悪と言われている所以のようです。
環境
対戦要素のあるゲームでは、その時期の流行り廃りというものが存在する。カードゲームに於いて、このカード・デッキが流行している等は対策(メタを張る)という意味で非常に重要な意味を持つ。
例えばポケモンには弱点があるので、勝つためにはその時期に流行っているデッキのポケモンに有利を取れる(最悪不利を取りづらい)デッキで大会に臨む必要があります。
後1,2,…,n(nは自然数)
例えば後攻1ターン目であれば、後1と略します。
小ズガ(コズガ)
ワザ”ひのたまサーカス”を持つズガドーンを指す。
コントロール、コントロールデッキ
コントロールという言葉は主に2つの意味を持つ。
1つ目はデッキのアーキタイプやゲーム中の戦い方、
2つ目はカードをプレイする権利のこと。
ポケカではサイドを取り切って勝つ試合が多く見られます。逆を言えば、相手にサイドを取られなければ(この方法に対しては)負けません。
つまり、相手にサイドを取らせない(=相手を束縛し行動をコントロールする)という意味のコントロールと解釈できます。
基本的にサイドを取るためには自分のワザで相手のポケモンをきぜつさせなければいけません。相手がワザを打てないようにしたり、自分のポケモンのHPを回復させることで、相手からのダメージをコントロールできます。
サ行
サーチ
山札から任意のカードを持ってくること。
※パック購入時、未開封パックの中から高レアリティカードが入っているパックを(未開封のまま)判別することもサーチといいます。こちらは迷惑行為になるので、絶対にやめましょう。
シールド戦
シールド戦は、未開封の拡張パックを用意し、その場で開封し、当てたカードのみを使ってデッキを組んで対戦します。強いカードをたくさん持っているかどうかに関わらず、初心者から上級者までが同じ条件で楽しめる遊びです。
ジムバトル
ポケモンカードジムにおける、最もベーシックな大会。
デッキ枚数やレギュレーションは開催店舗によって異なるが、多くのジムバトルではデッキ枚数60枚のスタンダードレギュレーションで催行されている様子。
スイスドロー方式
スイスドロー方式とは、あらかじめ行うラウンド数を決めておき、ラウンド毎に自分と一番近い戦績の人と対戦し、最終的に勝率の一番高い人が優勝となります。
例えばチャンピオンズリーグ2021横浜でも予選をスイスドロー方式で行いました。
スタン落ち
スタンダードレギュレーションから落ちる(外れる)の略です。
スタンダードレギュレーションはメジャーなレギュレーションなので、スタン落ちは結構な痛手のようです(特にカードショップなんかは相場が下がる傾向にあり、在庫管理が…)。また、戦術にも大きく寄与します。
先1,2,…,n(nは自然数)
例えば先攻1ターン目であれば、先1と略します。
争奪戦
HR(ハイパーレア)仕様の特定のカードを懸け、シールド戦を行う公式大会。
タ行
ダメカン
ダメージカウンターの略。
積み込み
デッキ内のカードの順番を有利になるよう意図的に配列しておく行為。語源は麻雀における不正行為から。チートとも。「コンボのキーカードなどを2枚続けて積む」などがこれに当たる。初心者プレイヤーが犯しがちなミスだが、デッキをコストカード・モンスターカード・その他という順番に「整頓」する行為もほとんどのタイトルで積み込み扱いであり反則である(ディールシャッフルを行った場合極端な事故が起こらなくなってしまう)。山札をシャッフルする際、ヒンズーシャッフルでは十分にシャッフル出来ないため、初期手札などでのコンボの成立が容易になる。これを阻止するため、公式戦などでは対戦相手の山札をディールシャッフルする事もある。当然ながら禁止事項であり、発覚した場合はたいていの場合、(受賞資格の剥奪を伴う)退場処分や、その後の出場停止処分を受ける。
ティア
Tier参照。
手貼り
手札からエネルギーを1枚ポケモンへつけること。
ドローソース
山札からカードを引く効果を持つカード。
ナ行
ノート、note
noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。
noteはブログに近いですが、音声をアップロードできるのも魅力的です。
ポケカにおけるnoteは環境考察やデッキ構築の解説なんかが主流と考えられます。無料で読めるものから有料で読めるものまで様々ですが、中には大した中身もない記事を有料にしている人もいるので、その辺は注意が必要です。
先ずは他に買っている人がいないか、探りを入れるのも一つの手です。
ハ行
パーフェクション
ミュウツー&ミュウGX(通称ミュウミュウ)の特性。
ハイクラスパック
毎年11月頃に発売される、10枚1パック約500円の商品。
その年に活躍したカードが再収録(新規イラストを含む)されたり、新規カードが収録されている模様。また、必ず1枚はキラカードが封入されている。
箱、箱買い
1箱=1BOXを買うという意味合い。
通常のパックなら1箱30パック入っている。値段は約5,000円。
汎用(はんよう)カード
デッキの種類に左右されず、幅広く使用することができるカード。
非エク
非EXポケモンの略です。
過去にはEX(エクストラ)ポケモンと、ポケモンEX(イーエックス)が存在していたようです。しかしこれらは別物…2020年現在のスタンダードレギュレーションにはどちらも不在なので、何ともといったところです。
<ポケモンEXのルール>
これだけ強いポケモンEXですので、その恩恵だけを受けるわけにはいきません。
ポケモンEXがきぜつさせられると、サイドを2枚取られてしまいます。そして良く見ていただきたいのがふり仮名。
「EX」部分に(イーエックス)とふられています。
カード名称は「ミュウツーイーエックス」と読むわけです。PCGシリーズまでのポケモンカードゲームにいた「ポケモンex(エクストラ)」とは
別の名前のカードとして扱われます。
封入率
1BOXあたりに各レアリティのカードがどの程度の割合で封入されているかを表す。
1BOXあたりに封入されている各レアリティの枚数は
- SR以上(HR、URなども含む):1枚
- RRR:1~2枚
- RR:4~5枚
- R:8枚
- U:45枚
- C:90枚
計 150枚
というわけで、1BOX買うと約27%の確率でRR以上のキラカードが入っているパックと出会えます。つまり、約4パックに1枚、RR以上のキラカードが入っているわけですから、かなり良心的な配分なのではと思います。
プレマ
プレイマットの略。
プロキシ(proxy)
コピーカードと呼ぶこともある。
実物のカードを持っていない場合に、代用品として使うカードのこと。
いらないカードに名前を書いたり、スリーブに効果を書いた紙片を入れて使う場合が多いが、プリントアウトしたり、自分でイラストを描いてしまうなどの凝ったものもある。通常、公式大会では使用できないが、デッキの動きを確認する目的や、(同意の上で)身内での対戦に使用するのはもちろん自由。ただし、商用などでは著作権に配慮し、コストのシンボルなどのデザインをそのまま使うことは避けるべきである。
プロモ
プロモカードの略。
通常、新弾パック商品をプロモーションするためのもので、6パック購入ごとにプロモカードパックを1パックプレゼントするキャンペーンなどがある。
ペナルティ
試合中のミス(プレイエラー)やレギュレーション違反、故意の遅延行為などにはペナルティが与えられます。
ペナルティの内容は
- 注意
- 警告
- サイド1枚
- サイド複数枚
- 敗北
- 当日失格
- 一定期間失格
の順に大きくなっていく。
ポケモンカードジム
店舗様にて自主的に開催していただくポケモンカードゲームの公認大会です。
マ行
メルカリ
(フリマサイトのことではなく)ルカリオ&メルメタルGXのことを指す。
ルカメタの方が主流に感じます。
ヤ行
2021年3月9日現在、特になし。
ラ行
ライブラリアウト
LO参照。
ライライ
ライチュウ&アローラライチュウGXの略。
リモートポケカ
リモートポケカとは、離れた場所にいる他のプレイヤーとポケモンカードゲームの対戦をすることです。
レギュレーション
競技性を保つために、公式大会では使用できるカードに制限があり、この制限をレギュレーションと呼んでいます。
「チャンピオンズリーグ」や「ジムバトル」などの公式大会では、より競技として成り立たせるために、「レギュレーション」と呼ばれる、定められたカード範囲の中であそんでいます。おうちで家族や友だちとあそぶ時は気にする必要はありません。
レア度、レアリティ
- HR:カード全体が虹色に輝く特別なキラカード。
- UR:カードのイラスト以外が金色に輝く、パックの中で最もレアリティの高いキラカード。
- SR:通常のカードよりも大きな迫力ある描き下ろしイラストで、特別な表面加工がされているキラカード。
- RRR(トリプルレア):大きな迫力あるイラストで、光り方はHRに似ています。
- RR(ダブルレア):迫力あるイラストで、カード全体がつやのある光り方をしています。
- R:カード全体が縦縞模様のように光ります。
- U(アンコモン):特別な加工は無いが、比較的よく出るカード。
- C(コモン)特別な加工は無いが、とてもよく出るカード。
レシピ
デッキ構築のこと。
ワ行
2021年3月9日現在、特になし。
英字
LO
Library Outの略。
山札切れ、デッキ切れを意味します。相手のターンの最初に山札を引けなければ、こちらの勝利になります。そこを狙うデッキがあるようです。
Tier、Tier1など
カタカナだと「ティアー」です。
Tier1,2,3などと表記します。Tier自体には階層という意味があり、ポケカにおけるTierは主に環境予想に使用されている印象です。
例えばTier1には、その環境で最も流行しており、かつ強いデッキなんかが挙げられます。つまり、デッキを組むうえで最低限の対策をすべきところです。
(人によってデッキタイプの多さでTierを組んだり、デッキの強さのみでTierを組む方もいる様子)
数字
一人回し
デッキを複数用意し、一人で対戦をシミュレーションすること。
2重スリーブ
カードを守るためのスリーブを傷つけないために、更にスリーブを重ねること。
三神
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXを指す。
三鳥
ファイヤー&サンダー&フリーザーGXを指す。
6-0など
サイドを取った枚数を指す。
自分がサイドを6枚取り、相手がサイドを1枚も取れなかった場合は、6-0と表記する。